奈良きたまち

〜歴史のモザイクのまち〜

きたまち奈良八重桜巡り 2015.04.29

今年で3回目の奈良八重桜巡り。たくさんの皆さまにお集まりいただき、受付開始を10分程度早めてのスタートになりました。


奈良八重桜の見学前になべかつメンバーの原田豊実さんによる奈良八重桜の見分け方や説明、八重桜にまつわる面白エピソードをいろいろな文献とともにお話しいただきました。次々に話される「実は・・・」「あの時・・・」の裏話に会場は”おおっ”といったどよめきや爆笑の連続でした。あっという間の20分、学生の頃にこんな授業があったら日本史や古文がもっと得意になっていただろうと思ってしまうくらいの楽しい内容でした。


先程の資料を片手に八重桜巡りに出発です。受付時間にパラパラしていた雨も止み、案内してくださるのは奈良観光ボランティアガイドの会”朱雀”のメンバーさん達です。奈良女子大学から県庁を通り大仏殿、戒壇院、正倉院、知足院と巡ります。八重桜の話以外にも、様々な建物の説明やエピソード、ベテランガイドだからこそ知っているお花見の穴場スポットなどを教えていただくなど、和気あいあいとした雰囲気で歩きました。


そしてゴールの知足院では、奈良女子大学放送局ビーナラジオのメンバーから奈良八重桜の再発見と調査に尽力した岡本勇治の話を聞き、天然記念物の原木を見学しました。今では植樹によって奈良のあちらこちらで見ることができるようになってきた奈良八重桜、彼の再発見がなければ私たちはこの可憐な桜を見ることができなかったかもしれません。


今年は早くから暖かくて、奈良八重桜を満開で見ることは出来ませんでしたが、また来年も巡りたくなる奈良の八重桜巡りでした。ご参加いただいた皆さま、ガイドにご協力いただいた、なら観光ボランティアガイドの会"朱雀”の皆さま、ありがとうございました。また奈良八重桜の下でお会いしましよう。

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