奈良きたまち

〜歴史のモザイクのまち〜

第1回 きたまち正倉院探訪 2014.11.09

 午後12時半受け付け開始。当日はあいにくの小雨。はたして何人の参加者が集まるか心配でしたが、ふたを開ければ参加者は約80名!皆さんの正倉院への関心の高さが窺えます。午後1時、奈良女子大学の教室を借りて正倉院「正倉」についての解説が始まります。正倉院「正倉」とは、正倉院の宝物が収められていた、校倉造で有名なあの建物そのものこと。正倉院の宝物だけでなく、「正倉」そのものの素晴らしさを知ってもらおうという試みです。講師は、正倉院についてはこの人に聞け、というなべかつスタッフ谷口具徳さん。詳しい説明と資料で、今から訪ねる正倉院への期待も高まります。


 6班に分かれて奈良女子大学を出発。聖武天皇陵、光明皇后陵を通り、多聞城跡、転害門と進み、正倉院「正倉」を目指します。各班にはなべかつ自慢のガイドが付き、ポイントポイントで歴史を解説。何と言っても「奈良きたまち」は、奈良時代から現代まで歴史が幾層にも重なった歴史のモザイクのまち。語りつくせぬ歴史の雫(しずく)が至る所にあり、町中を散策するだけも興味は尽きません。


 いよいよ正倉院「正倉」到着。ここでも解説は谷口さん。実物を前に、教室での講義にも増して話に熱が入ります。スタッフや参加者だけでなく、たまたま見学に訪れていた観光客の皆さんも、耳を済ませて谷口さんの声に聴き入ります。正倉の建築法から耐震構造、瓦、礎石、校倉造についてなど、微に入り細を穿つ解説に皆さん大満足。最後は、初めての企画の大成功を祝い、スタッフで集合写真を撮りました。雨の中お集まり頂いた参加者の皆様、有難うございました。

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