奈良きたまち

〜歴史のモザイクのまち〜

きたまち奈良八重桜巡り 2013.04.28

ゴールデンウイークに入って最初の日曜日。 黄色いシャツやベストの人たち(なら・観光ボランティアガイドの会) 緑のジャンパーや腕章の人たち(我々なべかつ会員)が 10人前後のグループで楽しく奈良公園〜東大寺境内一円に咲く、 奈良八重桜(ナラノヤエザクラ)を巡りました。 ご参加の方は約160人にものぼりました。

それに先立って奈良八重桜の会 会長 上田トクヱ様の興味深いお話を、 奈良女子大学の教室で大学生気分で拝聴いたしました。 …伊勢大輔の詠んだ和歌により名高いナラノヤエザクラ。 蕾は薄紅色、ほろこぶにつれ白くなり、盛りをすぎると再び色濃くなる不思議。 遅咲きの八重桜でありながら、花は小ぶりでなんとも愛らしい。 例年4月下旬から5月、まさにゴールデンウイークが見ごろだが、 世間では完全に桜のことを忘れた頃のタイミングなので、 実物を知る人が悲しいくらい少ない…。 宮中への献上のお話(現代ですよ)や名刹への植樹のご苦労(史跡ですので届け出関係など)話など、 幅広く優雅かつ情熱的に語って下さいました。

その後はなら・観光ボランティアの会のガイドさんの先導で、 奈良公園を奈良八重桜を訪ね歩きます(なべかつメンバーは補助につきました)。 自然科学と歴史文化を一度に楽しめる奈良公園ですが、 奈良八重桜はより一層、両方の精華に触れる思いです。 三枚目の写真の花の色はずいぶん濃くなっていますね。 遠目の画像でも判るように、散り際に近づいているようです。 そうです!私たちはなんとか間に合ったのです。 今年の4月は気温が高く、開花もいつもより10日ほど早かったのではないでしょうか、 これはいったいどうしたものかと頭を抱えた日もありました。 胸をなでおろす思いで、奈良公園を足取りも軽く廻りました。

そしてクライマックスのひとつ、知足院の奈良八重桜。 ここではなべかつの会員が待ち受けて詳しい説明をいたします。 大正8年に奈良県の岡本勇治氏がここで再発見し、天然記念物に値すると国に推薦。 早世した岡本氏の姿とはかない奈良八重桜が重なるような印象を受けました。 その時の原木は枯れていますが、金網に囲まれた根元を確認することが出来ました。

最後に転害門でも国宝建造物としての説明を受け、 北側の古い銀行の建物が5月末に「奈良市きたまち転害門案内所」として オープンするというニュースも、あわせて知るところとなりました。

昨年は天候不順(雨の警報)でやむなく中止。 今年も天候不順(春の暑さ)で気をもむ日々を送る。 そんな中、奈良八重桜は可憐な姿で私たちを待っていてくれたのです。 ゴールデンウイークで賑わう人たちをかき分けるようにして、 ひたすら奈良八重桜を追った春の一日。

「奈良には二度桜が咲く」を実感体感いたしました。 ご協力くださった、なら・ボランティアガイドの会のみなさま、 奈良八重桜の会のみなさま、そしてご参加下さったみなさまに、 心よりお礼を申し上げます。



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